Aさん23才大学生(うつ状態・自己喪失からの回復)
〇事例
N国立大学理数系学部4年在学時、同級生が就職の話に盛り上がる中、だんだん卒論を書けなくなり、勉強にも向き合えずに半年休学、ご両親と共にカウンセリングに訪れた。Aくんの適正、やりたいことを模索していく中で「勉強は親のためにやっていた」と語るようになった。そして、ファミリー面接を通して、ご両親は、Aくんが本当にやりたいことを応援できるようになっていった。Aくんは、大学に戻り、半年間卒論に取り組み無事卒業。迷いなく、自分が本当にやりたかった理数系とは別の道に進むことになった。Aくんは、素直で誠実な人柄。最初にカウンセリングルームを訪れた際には、下を向き小さな声で「何もやる気がしない」と話されていた。約1年間のカウンセリングを通して、彼は「本来の自己」を回復し、両親は教育の在り方を振り返ることになった。カウンセリング最終日「無事卒業できました、これからは自分に合った仕事に就きながら資格をどんどん取ります」と話した。1年前とは別人の目の輝き、興奮された声であった。この1年間の経験が、これからのAくんの社会人人生の強い支えになるだろうと思い、最後は、握手をして、Aくんを送り出した。
※患者様の同意を得た上で、特定できない形で内容を少し変えて書かせて頂いております。
N国立大学理数系学部4年在学時、同級生が就職の話に盛り上がる中、だんだん卒論を書けなくなり、勉強にも向き合えずに半年休学、ご両親と共にカウンセリングに訪れた。Aくんの適正、やりたいことを模索していく中で「勉強は親のためにやっていた」と語るようになった。そして、ファミリー面接を通して、ご両親は、Aくんが本当にやりたいことを応援できるようになっていった。Aくんは、大学に戻り、半年間卒論に取り組み無事卒業。迷いなく、自分が本当にやりたかった理数系とは別の道に進むことになった。Aくんは、素直で誠実な人柄。最初にカウンセリングルームを訪れた際には、下を向き小さな声で「何もやる気がしない」と話されていた。約1年間のカウンセリングを通して、彼は「本来の自己」を回復し、両親は教育の在り方を振り返ることになった。カウンセリング最終日「無事卒業できました、これからは自分に合った仕事に就きながら資格をどんどん取ります」と話した。1年前とは別人の目の輝き、興奮された声であった。この1年間の経験が、これからのAくんの社会人人生の強い支えになるだろうと思い、最後は、握手をして、Aくんを送り出した。
※患者様の同意を得た上で、特定できない形で内容を少し変えて書かせて頂いております。